2022年から2023年へ!
01/02/2023
あけましておめでとうございます。昨晩,日本に14時間遅れて新年を迎えました。私は、ビザにアメリカ国外での書きかえが必要な事情があり、年末年始をまたいでカナダの首都オタワに来ております。昨晩、2022年はどんな年だったかを振り返ってみました。すぐに思い出されるのは、2020年末の叔父の急逝と相続作業、ついでに自分のルーツの再確認が2022年前半のほぼすべて。このプロセスでは、これまでは専門職と言ってしばしば話したことがあったのは各種の医療専門職と弁護士、神父や牧師くらいでしたが、今回、司法書士、税理士の方たちに出会い、大変お世話様になりました。図書館業界同様、業界内の専門性の細分化や業界団体とそれぞれの専門職の先生方の関係性をうかがい知ることができたのは興味深いことでした。夏からは、三人の親の介護問題を含めアメリカ行きの準備をしてこちらに来ました。その過程では、ケアマネージャー、介護福祉士の方たちとそれまでよりもずっときちんとコミュニケーションをとることになり、どのようなお仕事をされている専門職なのかがわかってきて、尊敬の念がほんとうに増しました。他の専門職の方たちのサービスの利用者の側になってみて、司書とは何か、を改めて考えることになりました。
仕事面では次のようなことを、2022年にやってよかったなと振り返りました。みなさんにお力をかしていただいて実現したことばかりで、感謝に堪えません。
1.研究会
春学期にボランティア参加の研究会をほぼ隔週で実施しました。価値を見出してくださったり、感謝してくださった方もいらっしゃり、ありがたいことでした。が、各回の実施準備はけっこう時間がかかるもので、やり続けるのは少し厳しいかなと思い、来年度の予定はたてていません。
2.夏休みの図書館見学会@ぎふメディアコスモス
本学司書課程の兼任講師の中山美由紀先生に仲介していただき、南山大学の司書課程の学生さんたちや浅石卓真先生とご一緒させていただきました。また、同じく本学司書課程で兼任講師をしていただいている中村佳史先生が同館のシビックプライドプレイスのディレクションをされたことから現地で合流してくださったのも嬉しいことでした。同館の総合プロデューサーの吉成信夫さんには見学会後の夕食会にもご参加いただき、多くのご配慮いただき、本当にありがたく存じました。ただ、私は相続の件と渡米準備が佳境でまったく準備の余裕がなく、もう少し予習・準備をしていくべきだったと今になると思います。久しぶりの図書館見学会でしたが、学生さんたちと学外で会うことの楽しさも改めて感じ、また実施したいと思っています。
3.渡米
図書館に関係する経験については少しずつ、本サイトTANE.infoでも報告していますが、それ以外にも広く、アメリカ社会を知ろうと心がけて活動しています。例えば…ニューヨーク州の運転免許をとろうとしています。筆記試験が終わり、次は講習の受講で、最後に実地試験です。これがとれると、車の保険料がぐんと下がるはず!
4.”公共図書館と学校図書館”という出発点に返る
12月1日に、茨城県立図書館が企画・実施した、令和4年度関東・甲信越静地区図書館地区別研修で、標記についてオンラインでお話させていただく機会を得ました。スライドではタイトルが「公立図書館」となっているのですが、タイトルを付けた時、なぜ「公立」をあえて選んだのか、後(渡米後)になると思い出せなくなりました。その点、お恥ずかしいのですが、概要の記録という意味で、右にスライドを公開します。このテーマは、私の修士課程時代の関心で、久しぶりに立ち返ることができ、とてもよい機会をいただいたと思って感謝しています。
2023年は…
次の二つの目標をたてました。
- サバティカル中の研究成果をなんらかの形にする。正直に言って、まだまだ先が見えません。今はためている段階です~
- 農林漁業の六次産業化について具体的に学びはじめる。これは図書館とは別の私の関心事で、数年前から無計画に少しずつはじめてきていたのですが、今年は週末を使って、より具体的に学びを進めていこうと思っています。畜産業も関心あるなあ。昨年末に、カナダ農業食糧博物館(Canada Agriculture and Food Museum)に行き、こんな動物たちに会ってきました!これ以外にも、歴史博物館、自然史博物館、美術館を訪問していますが、なぜかなあ、この年になって、私には農業食食糧博物館がほんとうに心に迫ってきますね~
(中村百合子)
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